不振のヴェルナーは「プレースタイルを変えるべき」 チェルシーOBが助言
バラック氏が古巣の同胞ストライカーに言及「彼はとても難しい状況にある」
今シーズン、チェルシーはブンデスリーガのRBライプツィヒから、移籍金4750万ポンド(約69億円)でドイツ代表FWティモ・ヴェルナーを獲得した。シーズン開幕直後はゴールを決めていたヴェルナーだが、リーグ戦では第8節シェフィールド・ユナイテッド戦(4-1)以降、出場した14試合でノーゴールに終わっている。そんな状況にチェルシーOBで、元ドイツ代表MFミヒャエル・バラック氏がアドバイスを送ったと、英紙「メトロ」が報じている。
ライプツィヒで公式戦159試合95得点の実績を残してきたヴェルナーだが、チェルシーではここまで31試合9得点と、前所属クラブで見せていた得点力を示せていない。序盤の公式戦11試合で8ゴールを挙げ期待を集めていたが、その後は20試合でわずか1ゴールにとどまっている。
そんな悩めるストライカーについて、チェルシーへの移籍を強く勧めていたバラック氏は、「Omnisports」のインタビューで「彼はとても難しい状況にあると思う。彼はライプツィヒでは違うプレーをしていたからね。彼の前には、より多くのスペースがあった」と、両クラブの状況が異なることを指摘している。
「チェルシーは、よりボールポゼッションの高いチームであり、相手を圧倒したいと考えている。(トーマス・)トゥヘル監督が就任して、その傾向は強くなるだろうね。もしかしたら、彼はプレースタイルを少し変えて、より良いポジションを取れるようにする必要があるかもしれない。ストライカーは、チームメートたちに自分を見つけてもらわないといけない。そして、再び点を取ることができれば、かつての調子を取り戻せるはずだよ」
トゥヘル新監督の就任後、3勝1分と無敗のチェルシー。再び勝ち点を重ね始めたチームのなかで、悩めるドイツ人ストライカーも、自身の得点感覚を取り戻したいところだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)