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香川がギリシャ1部デビュー 後半途中からトップ下で奮闘も…PAOKは手痛い2-2ドロー
アポロン・スミルニ戦に後半17分から途中出場、チームは土壇場で追いつき2-2ドロー
ギリシャ1部PAOKは7日、リーグ第21節アポロン・スミルニ戦に臨み2-2の引き分けに終わった。1月27日に加入したMF香川真司はリーグ戦で初めてベンチ入りし、1-1で迎えた後半17分に途中出場。ギリシャ1部リーグデビューを果たし、トップ下からチャンスを作ったものの得点を演出することはできなかった。
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昨年10月に両者合意のうえでスペイン2部サラゴサを退団した香川は、欧州でのキャリア続行を目指して無所属のまま新天地を模索。古巣セレッソ大阪からの復帰オファーも固辞し、最終的にはPAOKへの加入を決断した。
今月3日の国内カップ戦キペロ・エラーダス3回戦第2戦のAEL戦(2-1)にベンチ入りを果たすと、後半18分から途中出場してギリシャデビュー。リーグ戦での出場に期待が高まるなか、ホームでの今節アポロン・スミルニ戦で初めてベンチ入りを果たした。
20試合を終えた時点でリーグ4位と、6位以内に与えられるプレーオフ出場圏内に位置するPAOKは、同10位のアポロン・スミルニに対して序盤から主導権を掌握。攻勢を仕掛けるなかで前半29分、ゴール前での浮き球のボールをMFアムル・ワルダが豪快なボレーで叩き込み、ホームのPAOKが先制した。
これで波に乗るかと思われたが、1-0で折り返した後半5分にPAOKのMFオマル・エル・カドゥーリが、自陣ペナルティーエリア内で相手を倒してしまい、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)チェックの末にPK判定。これを決められ1-1の同点に追いつかれた。
ホームで勝ち点3が求められるPAOKは同17分に2枚替えを行い、香川がギリシャ1部リーグで初めてピッチに立った。トップ下に入った香川は積極的にボールに関与。幅広く動きながら顔を出してパスを引き出し、長短のパスを散らしていく。同26分には香川の浮き球パスからワルダが決定的なシュートを放つも、これは相手GKにセーブされた。
主導権を握りながらどうしても1点が奪えないPAOKは同36分、一瞬の隙をつかれて2点目を献上。苦しい状況に追い込まれたが、同43分にCKからDFスヴェリル・インギ・インガソンが執念の同点ゴールを奪った。その後も攻撃の手を緩めないPAOKだったが勝ち越しゴールは生まれず、試合はこのまま2-2で終了。香川は新天地で大きな一歩を踏み出したものの、チームは手痛いドロー決着となった。
(FOOTBALL ZONE編集部)