ミランの“前任10番”が次戦トップ下で先発へ 本田の序列は「3番手」に後退
19日の練習でボナベントゥーラをボランチに下げ、ボアテングをトップ下に起用
ACミランの日本代表FW本田圭佑が、クリスティアン・ブロッキ監督の就任後、チーム内における序列を一気に下げた。
21日のカルピ戦では、ボランチのスロバキア代表MFユライ・クツカが出場停止となるが、ブロッキ監督は19日の練習で絶大な運動量を誇るダイナモの代役として、前節サンプドリア戦でトップ下を務めたイタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥーラを指名。代わりにトップ下には、元ガーナ代表FWケビン=プリンス・ボアテングをテストしたことが明らかになった。イタリアフットボール専門メディア「フットボール・イタリア」が報じている。
本田は昨年12月からシニシャ・ミハイロビッチ前監督の信頼を勝ち取り、4-4-2システムの右サイドハーフとして攻守のバランスを保ち、公式戦17試合連続で先発出場を果たしていた。だが、4-3-1-2システムに異常なまでの愛情を示すシルビオ・ベルルスコーニ会長は、システム変更を発端に確執のあったミハイロビッチ監督を独断専行で解任。新監督の初陣となったサンプドリア戦で本田は出番なしに終わり、チームは1-0でリーグ戦6試合ぶりの勝利を飾っていた。
ブロッキ監督は就任初戦前の記者会見で、本田について「ボナベントゥーラに続くトップ下の2番手」と位置付けていた。また、本田をトップ下か3トップの一角で併用する考えも示していたが、サンプドリア戦で試合終了間際に起用したのはボアテングだった。
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