アーセナル、ルイスの“三重罰”判定への異議申し立て却下に声明 「失望している」
サウサンプトンDFベドナレクは次節出場可能、アーセナルDFルイスは出場停止のまま
現地時間2月2日に行われたプレミアリーグ第22節の2試合で三重罰(PK、一発退場、出場停止)のジャッジが下され、それぞれが大きな注目を集めていた。イングランドサッカー協会(FA)は、そのうちの一つであるサウサンプトンのポーランド代表DFヤン・ベドナレクの出場停止処分を取り消すと決定。しかし、一方でアーセナルの元ブラジル代表DFダビド・ルイスの退場は取り消されず、同クラブは「失望した」と声明を発表した。
波紋を呼んでいたのは、マンチェスター・ユナイテッド対サウサンプトン(9-0)、ウォルバーハンプトン対アーセナル(2-1)の試合でそれぞれに起きたペナルティーエリア内でのファウルに対する判定だ。
サウサンプトンのDFベドナレク、アーセナルのDFルイスはともに相手の決定機阻止に値するファウルとジャッジされ、いずれも相手にPK、そしてレッドカードによる一発退場処分を受けていた。PK、退場、出場停止が重なる三重罰の処分が妥当だったのかをどうかを巡り、大きな議論が繰り広げられている。
そうしたなかで現地時間4日、FAは異議申し立てを受けて審査した結果、ベドナレクの出場停止処分を取り消すと発表。ベドナレクは次節のニューカッスル戦に出場が可能となった。
しかし、一方でルイスのレッドカードに対するアーセナルからの異議申し立てにはFAが却下。アーセナルは「我々の訴えが実らなかったことに失望している」と声明を発表している。サウサンプトンとアーセナルでは異議申し立ての結果が明暗分かれた。
アーセナルのミケル・アルテタ監督は判定に不満を露わにし、異議申し立てで処分取り消しを望んでいたが、それは叶わず。ルイスは次節アストン・ビラ戦を欠場することが決まった。
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