レアルで10度目負傷のアザール、慢性再発を母国が疑問視 「袋小路を抜け出さないと」
左足大腿直筋の負傷で長期離脱が決定
レアル・マドリードのベルギー代表FWエデン・アザールは、左足大腿直筋の負傷で戦線離脱となった。レアル加入から1年半で10度目の負傷離脱という状況で、ベルギーサッカー協会はレアルのメディカルスタッフの対応を疑問視しているという。
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アザールの負傷は全治3から4週間と伝えられており、今月末に予定されているUEFAチャンピオンズリーグの決勝トーナメント1回戦ファーストレグのアトランタ戦まで欠場の可能性がある。これでレアル加入後10度目の負傷。昨年11月には新型コロナウイルスに感染するなど、満足にプレーできない状況が続いている。
この度重なるアザールの離脱を受け、ベルギー代表のチームドクターを務めるクリストフ・サス氏は、ベルギー紙「Het Nieuwsblad」で「(アザールは)悪循環に陥っている」と指摘。選手に多少の怪我はつきものだが、アザールに関しては見逃せない問題になっているという。
「私は(デニス・)プラートや(ドリース・)メルテンス、(ケビン・)デ・ブライネのような選手が、現段階で負った怪我は大きな問題ではないと言いました。むしろ、彼らにとっては“休養期間”として有益です。彼らはそれでリセットすることができました。しかし、エデンの場合は違います。これはリセットではない。慢性的な再発です」
アザールは足首の負傷から始まり、最近では筋肉系の負傷が続いている。サス氏は今夏の欧州選手権(EURO)出場を見据えるうえでも、「この袋小路から抜け出さなければいけません」と語っている。
また、ベルギーサッカー協会はレアルのアザールへの処置に疑問符を付けているという。レアルのメディカルスタッフが正しい判断を下していないとし、アザールはベルギー代表の医療スタッフの下で十分な治療を受けるべきと考えられている。
今季公式戦出場がわずか13試合にとどまっているアザールはコンディションを取り戻し、再びピッチの上で輝くことができるのだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)