中井卓大、トリックプレーからのピンポイントアシストに実況絶叫「面白いプレーだ」
フベニールBのアトレティコ戦で絶妙なクロスからチーム3点目を演出
スペインの名門レアル・マドリードの下部組織に所属する17歳MF中井卓大は、現地時間3日に行われたフベニールB(U-18相当)のアトレティコ・マドリードB戦(3-1)に先発出場。絶妙なクロスでダメ押しの3点目をアシストし、現地実況もトリックプレーからの展開を「面白いプレーだ」と評価している。
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“ピピ”の愛称で知られている中井は、2013年に9歳でレアルの下部組織に入団。加入後から順調に昇格し、今季からフベニールBに所属しているが、昨年8月に開催されたフベニールA(U-19相当)の選手が出場するUEFAユースリーグに“飛び級”で登録された。同年10月の国際Aマッチウィーク中には、多くの代表選手が不在のなかで、トップチームのトレーニングにも招集されていた。
今年1月23日には21年初試合においてフベニールAで“飛び級”出場。先発を飾った中井は後半40分、左サイドでパスを受けると、自ら中央に切り込んでDFを1人かわし、右足を一閃。ゴール左隅に豪快なゴラッソを突き刺して21年初ゴールを決めていた。
2月3日に行われたフベニールBのアトレティコ戦では、4-3-3のダブルボランチの一角で先発出場。チームは前半2分にDFダビド・デ・ラ・ビボラ(18歳)のPKで先制し、その7分後に速攻からMFジュレン・ジョン・ゲレーロ(16歳)が右足シュートを流し込んでリードを広げる。
中井が見せ場を作ったのは、2-0で迎えた後半34分だった。敵陣右サイドで獲得したフリーキックで、中井が蹴ると見せかけてビボラがドリブルで中央へ持ち込み、ペナルティーエリア内へスルーパス。さらに味方からのパスを受けた中井が右足でゴール前にピンポイントクロスを入れると、最後はFWパウ・フェレール(17歳)がヘディングで追加点を奪った。
トリックプレーを経てのアシストを受け、クラブ公式チャンネル「レアル・マドリードTV」では、実況が「姿を現したビボラからナカイ、面白いプレーだ、ボールを送る……。ナカーーーイ! ゴラッソ、ゴール、ゴール、ゴール、ゴーーーーール!!!」と絶叫した。
スペイン紙「AS」や「マルカ」で、カンテラ注目株として紹介されるなど、期待が日に日に高まっている中井。プレーでもしっかりと実力をアピールしている。
(FOOTBALL ZONE編集部)