チェルシーでの指揮は「難しくない」 “モウリーニョ節”で持論「私は3度優勝した」
4日に古巣と対戦、新監督トゥヘルにプレッシャー? 「私たちはタイトルを獲得している」
チェルシーは、成績不振により就任2年目のフランク・ランパード監督を解任し、経験豊富なトーマス・トゥヘル監督を新監督に迎えた。かつて、チェルシーを率いた現トッテナムのジョゼ・モウリーニョ監督は、4日の対戦を前に新監督にプレッシャーをかける言葉を口にした。英紙「イブニング・スタンダード」が報じている。
ロマン・アブラモビッチ氏がオーナーになった2003年以降、チェルシーは名立たる名将を招聘。前任のランパード監督解任を受け、昨季のUEFAチャンピオンズリーグでパリ・サンジェルマン(PSG)を準優勝へ導いたトゥヘル監督を迎えたが、結果が出なければ、即解任という哲学を示しているクラブだけに、すでに現地では、トゥヘル監督の解任時期を予想する報道も出されている。
現在トッテナムを率いるモウリーニョ監督も、かつてチェルシーで2度指揮し、3度のプレミアリーグ制覇を含む多くのタイトルをもたらしたが、2015年には解任の憂き目にあった。それでも、ポルトガル人監督は「チェルシーを率いることは、難しくない」と、自身の考えを述べている。
「私はチェルシーを率いることが、決して難しいことだと思わない。私は3度チャンピオンになった。(カルロ・)アンチェロッティ監督も優勝した、アントニオ・コンテ監督も優勝している。私たちはそこでタイトルを獲得しているのだから、とても、とても、難しいことだとは言えないだろう。チェルシーには、常に素晴らしい選手たちがいて、素晴らしいチームがある。良いコーチたちも、タイトルを勝ち取る機会を与えてくれる選手たちとともに、クラブのために楽しく仕事をしている」
その一方で、チェルシーについて「アブラモビッチ氏のクラブであり、決断は彼次第だということは理解しないといけない」と話したモウリーニョ氏は、「私の場合、2度の異なる期間で指揮を執っており、いずれでもチャンピオンに導いた。過去、そこにいれたこと、その機会を与えてもらえたことを、とてもうれしく思っている」と、自身の成果を振り返った。
今季途中まで率いていたPSGで、昨シーズンは国内4冠を達成したトゥヘル監督。難しい時期での監督就任となったが、過去の名監督たちと並び、西ロンドンのクラブにタイトルをもたらすことはできるだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)