マルシアルが完璧な胸コントロールからのシュートで2得点

　マンチェスター・ユナイテッドは現地時間2日、ホームでのプレミアリーグ第22節でサウサンプトンと対戦し、9-0と快勝を収めた。この一戦で2ゴールを決めたフランス代表FWアンソニー・マルシアルの1点目を、英メディアは「素晴らしいゴール」と称賛している。

　ユナイテッドは、前半18分イングランド代表DFアーロン・ワン＝ビサカのヘディングゴールで先制。これを皮切りに前半だけで4得点、後半にも5点を追加し、開始早々に退場者を出したサウサンプトン相手に9-0と圧倒した。チームの5点目と8点目を決めたマルシアルは、現在首位のマンチェスター・シティと同勝ち点の2位につけている好調なチームとは裏腹に、この試合が始まる前まではリーグ戦17試合2ゴールと苦しんでいた。

　そんななか、マルシアルの1点目に現地メディアが注目している。後半24分ポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスからの浮き球を受けたマルシアルは、ヘディングでクリアをしようとしたポーランド代表DFヤン・ベドナレクを右腕で制しながら、ボールを胸でコントロール。その後ワントラップをして、角度のないところから右足を振り抜きニア上に突き刺した。

　英サッカー情報サイト「CAUGHT OFFSIDE」は「素晴らしいゴールの前に美しいボールコントロールを見せた」と見出しを打ち、「マルシアルはベドナレクを阻止する力を示し、最近納得のいかないように見えたフランス人は角度のないところから強烈なシュートを放った」と取り上げている。

　今シーズン本来の力を発揮しきれず批判の的となっていたマルシアルは、このゴールを機に復調することができるか、今後のパフォーマンスにも注目だ。