サウサンプトン戦の後半26分、マクトミネイが強烈な一撃をゴールに突き刺す

　マンチェスター・ユナイテッドは現地時間2日、ホームにサウサンプトンを迎えた一戦で9-0と記録的な大勝を収めた。大量9得点が生まれた試合でスコットランド代表MFスコット・マクトミネイが決めたゴールを英メディアは 「完璧な一撃」と称賛している。

　首位争いをしている好調ユナイテッドは、前半2分にサウサンプトンMFアレクサンドル・ヤンケヴィッツが退場し、数的有利となった。押し込む時間が続くなか、前半18分にイングランド代表DFアーロン・ワン＝ビサカが左サイドからのクロスに頭で飛び込み先制点を決め、同25分にはイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォード、34分、39分にも立て続けにゴールを決め試合を有利に進めた。後半になってもユナイテッドの勢いは止まらずさらに5得点を奪って、9-0と数的不利のサウサンプトンを圧倒した。

　そんななか6点目を決めたユナイテッドのスコットランド代表MFスコット・マクトミネイのゴールに現地紙が注目している。後半26分、マクトミネイのスルーパスにFWメイソン・グリーンウッドが抜け出しシュートを放ったが、これはサウサンプトンGKアレックス・マッカーシーに止められてしまう。しかし相手DFにクリアされたボールがペナルティーエリア外にいたマクトミネイの足元に転がり、これにダイレクトで右足を振り抜き、グラウンダーのシュートをゴール右隅に決めた。

　英サッカー情報サイト「CAUGHT OFFSIDE」は「今まで見た中で最も華麗なゴール」と見出しを打ち、GKマッカーシーが一歩も動けなかったマクトミネイの得点を絶賛。「完璧な一撃」「美しく、見ていて大満足なゴール」と表現していた。

　現在24歳のマクトミネイは5歳からユナイテッドのアカデミーに所属。1月9日に行われたFAカップ3回戦のワトフォード戦（1-0）では控えメンバー中心とはいえキャプテンを務め、未来のキャプテン候補と期待されている。また、今季は決定的な仕事を幾度となく果たしており、チームに不可欠な存在として輝きを放っている。