「史上最悪のデビュー」 サウサンプトンMF、激痛の“ショッキング突進”が反響拡大
19歳MFヤンケヴィッツが前半2分で一発退場、サウサンプトンはマンUに0-9大敗
サウサンプトンは現地時間2日、プレミアリーグ第22節でマンチェスター・ユナイテッドと対戦し、敵地で0-9と大敗を喫した。この試合の前半2分にMFアレクサンドル・ヤンケヴィッツが危険タックルで一発退場となった場面が話題になっており、海外メディアは「衝撃タックルでプレミアリーグ史上最悪のデビューを飾った」と取り上げている。
前節までリーグ3連敗中だったサウサンプトンは、低調に喘ぐ攻撃陣の起爆剤としてリバプールから日本代表MF南野拓実を期限付き移籍で獲得した。登録の関係からユナイテッド戦ではベンチ外となったが、敵地オールド・トラフォードで大量9失点を喫する大惨敗となった。さらに波紋を呼んでいるのは試合開始早々の前半2分の場面だ。
ルーズボールを回収しようとした相手のスコットランド代表MFスコット・マクトミネイに対し、この日初先発を飾ったヤンケヴィッツが猛烈な勢いで突進し、足裏がマクトミネイの太ももに刺さる危険なタックルを敢行した。主審は迷わずレッドカードを提示。マクトミネイの左足には大きなミミズ腫れができていた。
このワンシーンを英メディアはこぞって大々的に取り上げており、英紙「ザ・サン」は「ヤンケヴィッツがショッキングな突進により82秒で一発退場」と見出しを打ち、「マクトミネイの太ももにはスパイクの足跡が刻まれる激痛でピッチに倒れ込んだ」と、極めて危険なタックルであったことを強調していた。
国内にとどまらず、世界にも反響は拡大。米放送局「FOX SPORTS」は「衝撃タックルでプレミアリーグ史上最悪のデビューを飾った」と大々的に取り上げ、「プレミア歴史上、試合開始から2分以内に退場した4人目の選手となった」と説明している。19歳と今後に期待が寄せられる有望株ではあるが、厳しい船出を強いられることになった。