“裏切り者”の名ドリブラーが古巣の不振を危惧 「バルサで起きている事態は普通ではない」

「私は他人が負けて喜ぶことはないが…」

 そんな悲劇を味わったフィーゴ氏だが、バルセロナのリーグ戦3連敗、3位レアルが7連勝を飾ったことは嬉しいか、との意地悪な質問に「私は他人が負けることで喜ぶことはないし、幸せになることはない」とはぐらかしている。しかし、古巣の現状については心配な模様だ。

「バルセロナは普段、ダイナミックに機能している。ただ、バルセロナに今起こっている事態は普通のことではない。敗戦した試合の多くは論理的に説明できるものではないが、その状況に陥った時、物事はうまくいかなくなるものなのだ」

 かつて所属したブラウグラナ(青とエンジ)を慮ったコメントだが、フィーゴ氏が声明を発表したことで、バルセロナとレアルの両サポーターが過敏に反応する可能性も否定できない。残り5試合となって、勝ち点差「1」を巡る宿敵の周辺が騒がしくなっている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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