元Jリーグ監督のバクスター氏、試合後の“衝撃発言”で解任 クラブは謝罪と英紙報道

解任されたバクスター監督【写真:Getty Images】
解任されたバクスター監督【写真:Getty Images】

かつて広島と神戸を率いた指揮官、インドリーグの試合後にテレビの生放送で問題発言

 試合終了直後に受けるインタビューは、指揮官にとって時にとても難しいものだ。試合に入り込み過ぎていたら、質問に対して冷静に言葉を選ぶことは難しくなる。かつてJリーグのサンフレッチェ広島とヴィッセル神戸で指揮を執ったスチュアート・バクスター監督は、自身の発言がもとで職を失うこととなった。英紙「デイリー・メール」が報じている。

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 バクスター監督は2020年6月から、インドのプロサッカーリーグであるインディアン・スーパーリーグのオディシャFCで指揮を執っていた。そして1日に行われたリーグ第16節ジャムシェードプル戦に0-1で敗れた試合後、バクスター監督から問題発言が飛び出した。

 この試合でゴールを挙げられなかったオディシャだが、バクスター監督はチームにPKが与えられるべき場面があったと感じていた。怒りの収まらないバクスター監督は、あろうことか、インド最大のスポーツチャンネル「スター・スポーツ」の生放送中に判定に対する不満をぶちまけてしまう。

 67歳のバクスター監督は、「しっかりとした判定をしてほしかった。一体、私たちはどうしたらPKを取ってもらえるんだ。私の選手のうちの1人が、誰かをレイプするか、レイプされなければ、PKをもらうことはできないだろう」と、口走ってしまった。

 当然ながら、この発言はすぐに問題となり、クラブは公式ツイッターで「私たちオディシャFCは、心からの謝罪を表明します。クラブの経営陣が、この問題をクラブ内で処理します」との声明を発表。続いて「オディシャFCは、即座にバクスター監督との契約を解除します」と、許されないコメントを発した指揮官の更迭を発表した。

 元ブラジル代表DFロベルト・カルロス、元イタリア代表FWアレッサンドロ・デル・ピエロ、元フランス代表MFロベール・ピレス、元フランス代表FWニコラ・アネルカら錚々たるスター選手が過去にプレーし、盛り上げてきたインディアン・スーパーリーグ。絶対に許されない発言をしたバクスター監督は、自身のキャリアだけでなく、リーグの歴史にも深い傷を与えてしまった。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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