バルサ戦で衝撃ゴラッソ! フットサル海外組、“芸術ボレー弾”を自己解説「時が止まった」

コルドバで活躍するフットサル日本代表FP清水和也【写真:座間健司】
コルドバで活躍するフットサル日本代表FP清水和也【写真:座間健司】

スペインのコルドバに所属するフットサル日本代表FP清水和也、昨年10月のバルサ戦で超絶弾

 スペイン1部リーグのコルドバ・パトリモニオに在籍するフットサル日本代表FP清水和也は、昨年10月17日に行われたバルセロナ戦で、衝撃的なゴールを決めた。このゴールは、2020年のスペイン1部リーグのベストゴールに選出されただけではなく、2010年から20年までのスペイン1部リーグのトップ10ゴールでも第8位にランク付けされ、世界中で話題となっている。

 対戦相手のバルセロナは、この1週間ほど前に行われたUEFAフットサルチャンピオンズリーグで欧州王者になったばかり。フットサルの世界的なサイトである「Futsal Planet」が主催する「Futsal Planet Awards」でも、2020年のベストチームに選ばれている超強豪チームだ。

 欧州王者との試合で、清水のスーパーゴールは生まれた。相手がCKからシュートを放つと、味方のGKがキャッチ。清水はここから相手ゴール前に走り出すと、GKが投げたボールを右足のアウトサイドで1タッチシュートを放つ。これが相手GKの逆を突く形となり、ゴールに決まったのだ。この一撃を含む3得点を挙げたコルドバは、欧州王者のバルサを3-1で撃破したが、試合後のロッカールームでは、清水のゴールについて「2020年のベストゴールも狙えるんじゃないか?」「なったらいいな」と、その話題で持ち切りだったという。

 実際にチームメートたちの予想通り、清水のゴールはスペイン1部リーグの2020年ベストゴールに選ばれ、さらに2010年から10年間のトップ10ゴールにも入ることとなった。

 この快挙について清水は、「まずはビックリしましたね。まさか過去10年間のトップ10ゴールに入るとは思っていなかったので。そこに入ったことを言われた時は、非常にびっくりしました。スペインの試合では、かなりの得点が入ります。接戦になる時も打ち合いが多いですし、上位と下位の試合でも、多くのゴールが決まります。1節でどれだけのゴールが生まれているか。そして、それが10年分となれば、どれだけのゴールがあるか。そのなかで8位に入ったことは『光栄』という以外の言葉が出ないですし、嬉しい気持ちでいっぱいです。世界にも、日本が優れていることを示せたと思いますし、記憶にも記録にも残ることが重要だと実感しているので、これからも、そういうゴールを一つでも多く取り続け、日本人でもこういう選手がいることを強くアピールしていきたいなと思います」と、世界最高峰のリーグがあるスペインで認められたことを喜んだ。

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