アラバの今夏退団は「99.9%」…バイエルンCEO明言 フランス代表DF獲得に自信
ルンメニゲCEO、ウパメカノ獲得への動きを認める 代理人と「良い関係」
バイエルンは、2021年6月に契約満了を迎えるオーストリア代表DFダビド・アラバの今季限りでの放出が濃厚となっている。バイエルンCEOのカール=ハインツ・ルンメニゲ氏が、アラバの退団について、さらに新たに獲得を狙う選手についてコメントした。ドイツのサッカー専門誌「キッカー」が報じている。
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主に左サイドバックでプレーし、センターバックや中盤もこなし、長年にわたってバイエルンの主力を務めていたアラバだが、今季終了とともに契約満了を迎える。レアル・マドリードやイングランドの複数クラブが獲得に名乗りを挙げているアラバの放出の可能性について、ルンメニゲCEOは英衛星放送「スカイ・スポーツ」ドイツ版に対して「99.9%」と表現し、残留の目がほぼないことを明かした。
主力の退団が濃厚なドイツ王者は、補強に動き始めている。ルンメニゲ氏はチェルシーやリバプールも狙うRBライプツィヒのフランス代表DFダヨ・ウパメカノ獲得に乗り出していることを認め、「バイエルンには、最低でも2つの魅力的な競争相手がいる。どうなるか見てみるしかない。もちろん、選手は興味を持っている。事実としてあるのは、私たちはそのポジションでダビド・アラバを失うということだけだ」と、アラバの後継者としての獲得を考えていると説明している。
ライプツィヒとウパメカノの契約は、2023年6月までとなっている。夏の契約解除金は4000万ユーロ(約50億円)から4500万ユーロ(約57億円)と報じられているが、ルンメニゲCEOはバイエルンが優位な立場にいると感じているようだ。それは、ウパメカノの代理人が、元ドイツ代表MFマリオ・ゲッツェと同じ代理人であり、ライバルクラブを行き来する2度の移籍交渉をした経験があるからだという。
ルンメニゲCEOは代理人とのつながりについて、「とても良い関係を築くことができている」「信頼と呼べる関係だ」と話しており、ウパメカノ獲得に自信を見せた。
アラバと同じタイミングで、元ドイツ代表DFジェローム・ボアテングとの契約も満了を迎えるバイエルン。ここまでボアテングには契約延長のオファーを送っていないとされているだけに、ウパメカノの獲得は重大なミッションになるが、果たしてルンメニゲCEOの目論見通り、フランス代表DFをチームに加えることはできるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)