“凋落の戦犯”アザールが来季チェルシー新監督に残留を直訴 今夏の移籍話は消滅へ
今季プレミアで絶不調 イタリアの闘将に復活を誓う
チェルシーのベルギー代表MFエデン・アザールが、来季就任するアントニオ・コンテ新監督に残留を直訴したと米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が報じている。
アザールは王者チェルシーの、今季転落劇の最大の戦犯とされている。昨季はプレミアリーグ選手協会選出のMVPに輝くなどの活躍を見せたが、今季はリーグ戦でまさかの無得点。アザールの不振によりチームも失速し、ジョゼ・モウリーニョ前監督も解任の憂き目を見た。
レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督が獲得を熱望しており、一時は移籍金100億円とも評価されていたドリブラーだが、この1シーズンの低調なパフォーマンスにより市場価格を60億円程度まで下げたと言われている。
そんなアザールが、来季新監督に就任する現イタリア代表監督のコンテ氏に残留の意向を明かし、チェルシーでのプレーを直訴したという。就任が発表されているコンテ氏は、すでにチェルシーのコブハム練習場を訪問。何人かの選手と面談を済ませている。コンテ監督もアザール残留を熱望しており、苦悩の10番の願いは叶う可能性が高い。年俸総額100億円で2020年まで契約を延長しているエースは、イタリアの闘将の下で復活できるだろうか。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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