バルサ次期会長候補、シャビ監督誕生の可能性に言及 「連絡を取り合っているが…」
ラポルタ氏は「クーマンをリスペクトしなければならない」と現監督の顔を立てる
バルセロナ元会長で次期会長候補の1人であるジョアン・ラポルタ氏が、監督就任の可能性が噂された元スペイン代表MFシャビ(現アル・サッド監督)について言及。いつかはバルサの指揮を執るだろうとしつつも、今はまだ準備できていないとの見解を示している。スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」が伝えた。
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シャビは2019年にカタール1部アル・サッドで現役を引退し、その後にトップチームの指揮官に就任した。昨年1月に古巣バルセロナのエルネスト・バルベルデ元監督が解任された際に後任候補として名前が浮上。バルセロナからオファーがあったことを本人も認めているものの、“時期尚早”として実現しなかった。
昨年、キケ・セティエン前監督と選手たちの不仲や成績不振からシーズン終了後に監督交代が起こるかもしれないと報じられ、その後任としてまたもレジェンドであるシャビの名前が挙がっていた。ところが、アル・サッドは昨年7月にシャビ監督との契約延長を正式に発表していた。
バルセロナの会長選に立候補しているラポルタ氏は、カタルーニャのラジオ局「RAC1」に対して「私とシャビの関係は非常に良い。頻繁に連絡を取り合っている」と語った一方で、依然として時期尚早との見解を述べている。
「私のプロジェクトに彼はいない。短期か、中期か、それとも長期かは分からないが、彼がバルサの監督になる可能性はある。しかし、それまでにはまだもう少し経験を積む必要がある。クラブは経験を求めている。(ジョゼップ・)グアルディオラに基礎を残してくれた(フランク・)ライカールトのようにね。今は(ロナルド・)クーマンをリスペクトしなければならない。サッカーでは結果と試合がすべてではある。素晴らしいバルサの選手だった彼への絶対的リスペクトを求める」
現在、首位アトレティコ・マドリードと勝ち点10ポイント差の2位につけるバルセロナ。クーマン監督の立場に変動がない限りは、“シャビ新監督”の出番はまだしばらく先のようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)