伊紙3紙が7-0大勝のインテル長友に及第点 ただし、「少し無視された格好」と厳しい意見も

黒子に徹した長友

  インテルの日本代表DF長友佑都は14日、7-0で快勝したサッスオーロ戦で今季初先発を果たし、右のウイングバックを務めた。イタリア地元紙は後半17分に交代したダイナモに及第点を付けながらも、プレー機会の少なさに苦言を呈している。
 「ガゼッタ・デロ・スポルト」紙は6点を付けた。「しばしゲームの外にいた。チームメートたちはほどんど左からの攻撃を好んだために、少し無視された格好。守備は警戒していた」と寸評。攻撃が本来の定位置である左サイドからの崩しに偏った弊害として、右サイドにボールが回ってこなかったと指摘している。1対1の対応では、1度相手の仕掛けた突破をしっかり止めたと評価。縦パスは、1度成功した上に、パスは25本中20本成功している。
 ハットトリックを決めたイカルディが8点でマン・オブ・ザ・マッチ。左ウイングバックで先発したポジションを争うドドは7点。長友はGKハンダノビッチら3選手とチーム内最低点で並んだ。
 一方、「コリエレデロ・スポルト」紙も長友に6点を付けた。「あまりゲームに入っていなかったが、ともかくチームに有益な存在」と評し、大勝劇で黒子に徹した長友のプレーに一定の評価を与えた。最高点はイカルディの9点。長友は、エムバイエとともにこちらもチーム内最低の評価となった。
 最後に「トゥット・スポルト」紙は長友に6.5と合格点を与えた。「ジョナタンとのスタメン争いは美しい対決となるだろう」と、右サイドでの定位置争いの厳しさについても触れた。やはり最高点はイカルディで、同紙としても珍しい9点という最高級の評価。ライバルのドドは、7点で長友を上回る評価を得た。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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