渡欧10年の日本人MF、コロナ禍のルーマニアで奔走 “村クラブ”救済へ全力を注ぐ理由

無観客開催が続くルーマニア3部リーグでは「経営が立ち行かない」
ルーマニアでは今も試合は無観客での開催。テレビ中継があるのも2部リーグからで、3部リーグの現状では収入がほぼなく、川越は「このままずっと3部にいては経営が立ち行かない」と話す。それでも、お世話になった監督や会長、そして一緒に戦うチームメートのことを思うと、何もせずにはいられなかった。藁にもすがる思いで協力を呼びかけている。
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「目標は3年以内に2部リーグ昇格。そして、それを乗り越えた先でクラブ専用のグラウンドも作りたいです。そのためにはまずこのプロジェクトの成功が必要です。皆さま、よろしくお願いいたします」
クラウドファンディングは日本時間の1日21時現在で残り33日。これまで支援者41人から28万9400円(達成率28%)が集まっている。
[プロフィール]
川越武典(かわごえ・たけのり)/25歳。東京ヴェルディの下部組織出身。国士舘高を中退後、16歳で渡英。2016年にルーマニア2部のベルチェニで初のプロ契約を結んだ。ルーマニアで5クラブを渡り歩き、19年に当時4部だったエゼリシュに加入。20年に3部昇格を果たした。
[クラウドファンディング詳細]
https://camp-fire.jp/projects/view/352701
(石川 遼 / Ryo Ishikawa)