なぜ南野よりオリギが優遇される? リバプール番記者が指摘「クロップの考えは…」
リバプールはウェストハムに3-1で勝利、オリギが先発した一方で南野は出番なし
リバプールは現地時間1月31日、プレミアリーグ第21節でウェストハムと対戦し、敵地で3-1と勝利を収めた。この日、ベルギー代表FWディボック・オリギが先発を飾ったが、日本代表MF南野拓実が選ばれなかった判断について、リバプール番記者はユルゲン・クロップ監督の判断基準について指摘している。
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昨季圧倒的な強さで30年ぶりのリーグ優勝を果たしたリバプールは、今季も一時は首位に立ったものの、昨年末の第15節ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン戦(1-1)からリーグ戦5試合未勝利と失速。首位から陥落し、1月21日のバーンリー戦(0-1)では4年にわたって不敗神話を誇っていた本拠地アンフィールドでも黒星を喫していた。
しかし、前節トッテナム戦では3-1と6試合ぶりに勝利。今節は公式戦6連勝でリーグ戦5位まで順位を上げていた絶好調ウェストハムが相手で、セネガル代表FWサディオ・マネが負傷欠場、ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノがベンチスタートとなるが、代役にはオリギとスイス代表MFジェルダン・シャキリが指名され、南野はベンチスタートとなった。
シャキリは2点目のアシストを記録した一方、オリギは見せ場がなく、後半35分にピッチを退いている。バーンリー戦でも先発を飾り、相手GKとの1対1の決定機を外す痛恨ミスが批判の対象となっていたなか、南野よりも優遇されている現状について、リバプール専門メディア「Anfield Watch」は英メディア「The Athletic」でのジェームズ・ピアース記者の発言に注目している。
リバプール番記者のピアース氏は、南野について「彼はフィットしており、起用可能な状態にあるが、ただ選ばなかっただけだ。バーンリー戦と同様、クロップの考えは、特にペナルティーエリア内のセットプレーにおいてオリギの打点の高さとフィジカル(の優先)だと思う」と指摘していた。
未勝利の5試合ではわずか1ゴールにとどまっていた攻撃陣が、直近2試合で6ゴールと息を吹き返している状況にあるが、クロップ監督は少しでも得点力を改善すべく、ユーティリティー性に長けた南野ではなく、スピードや高さといった分かりやすい武器を備えたオリギを優遇しているということなのかもしれない。
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(FOOTBALL ZONE編集部)