セスクが明かしたモウリーニョ政権崩壊の舞台裏 「彼が僕らを過剰に信頼し過ぎた」

「彼にはとても申し訳ないと感じる」

「一番の大きな問題だったのは、彼が僕らを過剰に信頼し過ぎたことだと思う。彼は僕らがチャンピオンだからという理由で、たくさんの休暇をくれた。僕らを信じ、そして信頼してくれた。僕らは彼の期待に応えることができなかった。チーム全体、全ての選手が、だ。これが、彼が出ていかなければならなかった一番の理由だ。僕自身もチームも、彼にはとても申し訳ないと感じるだろうね」

 モウリーニョ氏は過激な発言や振る舞いによって、敵を作ることも多い。今季はスウォンジーとの開幕戦でメディカルチームと対立し、後にエバ・カルネイロ女医からパワハラで訴えられた。さらに主審への判定に不満を漏らして、スタジアム入場禁止と罰金処分を下されるなどの問題が相次いだ。

 それでも、セスクはモウリーニョ擁護の姿勢を貫いていた。成績が振るわずに解任となり、ネガティブな面ばかりがクローズアップされたが、希代のカリスマはチェルシーの選手からいまだに絶大な信頼を獲得しているようだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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