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レスター劇的ドロー弾は”誤審”? 「100万年に一度もPKにならない」と名FWも主審を酷評
ヴァーディは「間違いなくダイブ」と断罪
後半11分にヴァーディは、ダイブの判定でこの日2枚目のイエローカード。退場処分となり、岡崎も交代を余儀なくされた。シアラー氏は「この判定が試合の流れを一変させた。1-0でレスターが勝とうとしていたが、突如10人になる不利となった」とこの判定の重大性を指摘。だが、このシーンはヴァーディに全面的な非があったと断罪する。
「最初のタックルはイエローカードに値すると思わないが、これは間違いなくダイブだ。その後に起きたことでレフェリーを批判すると同時に、ヴァーディも批判を受け止めなければいけない。なぜなら、これは露骨すぎたからだ」
後半39分にウェストハムは、DFレイドへのファウルでPKをゲット。この判定については「モーガンが軽くつかんでいる。すでに口頭で警告を伝えていたので、ペナルティだ」とライト氏は分析した。
さらにウェストハムが2-1でリードした後半44分に、セットプレーのチャンスでレスターのDFフートがMFオグボンナに首を掴まれた。だがモス主審はこれを流す。シアラー氏は「これは奇妙だ。(後半39分のシーンで)モーガンがボックス内で相手をつかみ、モスはペナルティを与えていた。このシーンは見なければいけない。レフェリーの一貫性の欠如が問題の一端となっている」と断罪している。
そして後半アディショナルタイムに、レスターはDFシュルップがエリア内でキャロルからファウルを受けたとしてPKをゲット。これをFWウジョアが決めてスコアを2-2としたが、シアラー氏は「100万年に一度もペナルティにはならない」と、誤審であることを断言している。劇的な展開で勝ち点1を手にしたレスターだが、批判の嵐に包まれるモス主審の誤審の連鎖がタイトルの行方を大きく左右した可能性もある。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images