レアルが最大203億円で今夏ムバッペ獲りへ 不足分は主力売却で補填とスペイン紙報道
財政難もレアルの“射程圏内”、PSG側はヴィニシウスやクルトワらに関心
レアル・マドリードは今夏、パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペ獲得に向けた動きを進めるようだ。スペイン紙「マルカ」は、ムバッペがレアルの“射程圏内”にいると報じている。
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PSGで躍動するムバッペは、レアルのトップターゲットとして常にメディアの注目を集めており、2022年6月末までとなったPSGとの契約延長交渉の動向も連日報道されている。このコロナ禍での財政難から数百億円単位の移籍金が必要なムバッペ獲得は困難との見方もあるが、「マルカ」紙は「キリアン・ムバッペは今夏に手の届くところにいる。簡単でないことは分かっているが、レアル・マドリードはパリ・サンジェルマンFWの獲得に動く」と報じている。
記事によれば、今夏にムバッペがPSGから移籍する場合の移籍金は1億5000万ユーロ(約190億円)から1億6000万ユーロ(約203億円)だという。今年はコロナによる打撃でレアルは3億ユーロ(約380億円)の損失が見込まれているなか、理論的に補強に使える資金は1億2500万ユーロ(約158億円)ほどで、足りない分は選手の売却で補うことになるようだ。
PSGのレオナルドSD(スポーツディレクター)は、レアルのブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールとベルギー代表GKティボー・クルトワに関心を持っているという。レアルは不動の守護神であるクルトワを手放す意思はない一方で、ヴィニシウスが取引に含まれる可能性はあるようだ。さらにフランス代表DFラファエル・ヴァランやブラジル代表MFカゼミーロも、PSGが求めるタレントだという。
厳しい財政状況が続くが、レアルは「クラブのプロジェクトとスカッドに生命を吹き込むためにワールドクラスの選手と契約する必要がある」と考えているという。クラブの繁栄のためにも、ムバッペ獲得を諦めるつもりはないようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)