“J最強助っ人”マルキーニョス、15年を捧げた日本への思い 「決して忘れることはない」

マルキーニョスが日本のサポーターへメッセージ【写真:本人提供】
マルキーニョスが日本のサポーターへメッセージ【写真:本人提供】

「ここに僕という日本サッカーのサポーターがいることを、覚えていてほしい」

 最後に、マルキーニョスはサポーターへのメッセージも語ってくれた。

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「みんなのことがすごく恋しいよ。僕の名前を呼び、歌ってくれたあの声が、今も心に響いている。たくさんの思い出の瞬間を作ってくれた。例えば、鹿島で一番心に刻まれているのは、僕が入団した時だ。サポーターが僕を呼んで、僕のために作った歌を聞かせてくれたんだ。そんなことは初めての経験だった。

『マルキ~ニョス、マルキ~ニョス、オオオオッオー』

 あんなふうに、これからもずっと、チームと選手たちを支え続けてほしい。上手くいかない時があっても、決してあきらめないように。鹿島は強いんだから。いつでもポジティブさと忍耐を持っていて欲しい。

 他のクラブでも、歌を作ってくれたんだよ。清水では『ヴァモ、ヴァモ、ヴァーモス、ヴァーモス』だった。

 そういうすべてを、これからも決して忘れることはないし、日本中のサポーターに感謝するばかりだ。できるだけ早く、みんなと再会できることを願っているし、そのために日本へ行く計画を立てているんだよ。だから、ここに僕という日本サッカーのサポーターがいることを、覚えていてほしい。アリガトウゴザイマス!」

藤原清美

ふじわら・きよみ/2001年にリオデジャネイロへ拠点を移し、スポーツやドキュメンタリー、紀行などの分野で取材活動。特に、サッカーではブラジル代表チームや選手の取材で世界中を飛び回り、日本とブラジル両国のテレビ・執筆などで活躍している。ワールドカップ6大会取材。著書に『セレソン 人生の勝者たち 「最強集団」から学ぶ15の言葉』(ソル・メディア)『感動!ブラジルサッカー』(講談社現代新書)。YouTubeチャンネル『Planeta Kiyomi』も運営中。

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