マンUの元エース、若き日のC・ロナウドに激怒 元同僚が証言「サーカスにでも行け」
ファーディナンド氏が回想、ファン・ニステルローイ氏が若き日のロナウドを叱責
名門マンチェスター・ユナイテッドの黄金期を支えた元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏が、かつてのチームメートであるポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(ユベントス)と元オランダ代表FWルート・ファン・ニステルローイ氏との間で起きたやり取りを明かし、これがロナウドにとってスーパースターに成長する過程で重要な出来事の一つになったと語っている。英紙「デイリー・メール」が報じた。
ロナウドは2003年にスポルティングCPからユナイテッドに移籍した。若き日のロナウドはアレックス・ファーガソン監督の指導を受けて成長しながら、その間にプレミアリーグを3回優勝し、07-08シーズンにはUEFAチャンピオンズリーグも制覇。09年にレアル・マドリードへ移り、絶対的エースとして9シーズンを過ごした。
ファーディナンド氏は英衛星放送「BTスポーツ」で、若き日のロナウドについて、「ものすごくスキルがあり、いつも観客を楽しませていた。スキルを見せるのが大好きだった」と振り返り、こう続けている。
「こんな出来事を覚えている。彼にとっては良い機会だったと思うよ。あの頃はルートがユナイテッドの中心で、ゴールを決める存在だった。ロナウドはワイドでボールを持ちトリックをしていて、ルートはペナルティーエリアに向かって走っていた。でも、ロナウドはパスを出さなかったので、ルートは怒り狂って叫んでいたよ。『彼はサーカスにでも行ったほうがいい、ピッチに立つべきじゃない』と言って、歩いてトレーニングピッチを去っていったんだ」
この時、当時18歳か19歳だったロナウドは、なぜ自分がそのように言われたのか分かっておらず怒っていたとファーディナンド氏は振り返っているが、「普通は落ち込んで自信を失ったり、また同じことをするのに、ロナウドはルートが正しいことを言っているかもしれないと考え、数字やスタッツ、ゴールを重要視するようになった」と、その後の変化を指摘した。