「お粗末な守備陣を処刑」 リバプール、最高級“超絶クロス→ダイレクト弾”に英注目
リバプールはマネとアーノルドの活躍で6試合ぶりの白星
リバプールは現地時間28日、プレミアリーグ第20節トッテナム戦で3-1と勝利を収めた。6試合ぶりの白星を受け、英メディアは「マネがお粗末なトッテナムの守備陣を処刑した」と、正確無比なクロスから生まれた3得点目のシーンに注目している。
昨季王者のリバプールは、一時首位に立っていたものの、直近のリーグ戦5試合で未勝利(3分2敗)と失速。前節バーンリー戦(0-1)では4年にわたる無敗神話を誇っていた本拠地アンフィールドでも黒星を喫し、優勝争いから脱落する危機にも直面していた。
前半アディショナルタイム、左サイドに抜け出したセネガル代表FWサディオ・マネのクロスをブラジル代表FWロベルト・フィルミーノが押し込み、リバプールは先制点を奪った。後半2分にはマネのシュートを相手GKが弾いたボールを、イングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドが強烈な右足のひと振りでゴール右に突き刺した。
直後の後半4分に1点を返されるも、2-1で迎えた同20分、アーノルドが右サイドから大きな弧を描くクロスを放り込む。相手守備陣のずさんな対応もあり、ペナルティーエリアに走り込んだマネへ届くと、難しい浮き球に対し、左足のダイレクトシュートをゴール左に叩き込んでリードを拡げた。
英サッカー情報サイト「CAUGHT OFFSIDE」は「マネがお粗末なトッテナムの守備陣を処刑した」と見出しを打ち、「最高レベルの試合でこのようなゴールを見られるのは驚きだ」と取り上げている。
記事では「DFはボールをバウンドさせるなとよく言われる。ジョー・ロドンが処理を誤ったが、マネの雷撃で即座に処罰を受けることになる完璧な例となった」と説明。最高峰の対戦では一つの処理ミスが得点に直結することを物語った一撃とも言えるかもしれない。