栄光の一撃から10年 李忠成、“伝説の決勝ボレー弾”を回顧「日本が一つになれた日」
2011年1月29日、アジア杯決勝で延長戦の末にオーストラリアを破って優勝
10年前の2011年1月29日、アルベルト・ザッケローニ監督率いる日本代表はアジアカップで史上最多となる4回目の優勝を成し遂げた。タイトル獲得の立役者であるFW李忠成(京都サンガF.C.)は、自身のインスタグラムで「全ての人達で作り上げた伝説を忘れない」と回顧している。
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日本が4年に一度のアジアカップで最後に優勝したのが2011年大会。歓喜の瞬間をもたらしたのが李忠成だった。
日本は2011年1月29日に行われた決勝でオーストラリアと対戦。試合は0-0のまま延長戦に突入し、後半4分に李がA代表初ゴールとなる値千金の一撃を決めて1-0と勝利し、日本がアジアの頂点に立った。
2列目にポジションを移していたDF長友佑都(マルセイユ)が左サイドを突破し、左足でマイナス気味のクロスを供給。ゴール前でフリーとなった李がこれに合わせて左足を振り抜き、ダイレクトでボレーシュートを突き刺した。
李忠成は過去にアジアカップのコンテンツで、「よくこれ、フリーになったねとか、フリーになってラッキーだったねと言われるんですけど、俺の中ではラッキーじゃないんだよと(笑)。画面では映っていないところでちゃんとDFを釣って、駆け引きをして相手を前に行かせて、自分はバックステップを踏んでフリーになっているので」とゴールの舞台裏を明かしていた。
タイトル獲得の栄光からちょうど10年が経過した1月29日、李はインスタグラムを更新。「僕らは一生涯の仲間達。監督、コーチ、選手、サポーター、チーム関係者…全ての人達で作り上げた伝説を忘れない。#日本が一つになれた日 #日本のためになれた日 #10年」と思いを綴った。
これには、元同僚である横浜F・マリノスのMF扇原貴宏が「いつ見ても凄いっす!」とコメント。ファンからも「本当に凄かったです!!!!」「泣いてしまいました」「この完璧なミート…研ぎ澄まされたストライカーの感覚と集中力。最高の一撃!」と改めて称賛の声が上がっていた。