浦和、ロドリゲス新体制初の対外試合は2-0勝利 「結果にこだわる」姿勢を徹底
沖縄SVとの対外試合はMF小泉佳穂、MF武田英寿がゴール
沖縄県でのトレーニングキャンプ中の浦和レッズは29日、元日本代表FW高原直泰が選手兼CEOを務める沖縄SVと対戦。リカルド・ロドリゲス新監督の就任後、初の対外試合(30分×3本)は合計2-0の勝利となった。
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浦和は18日に始動し、約1週間を本拠地さいたまでのトレーニングとした後、24日から沖縄入りしている。昨季まで4年間、徳島ヴォルティスを率いてJ1昇格に導いたロドリゲス監督が就任。主力級の移籍や若手の獲得などでメンバーも大きく入れ替わっている。
その1本目、いきなり新加入選手が見せた。J2のFC琉球から加入したMF小泉佳穂が、ゴール前を斜めに横切るようなフリーランニングでボールを受けると、そのまま相手GKを交わしてシュートを決めた。プロ入りから2年間プレーした沖縄で、古巣を率いる樋口靖洋監督も視察に訪れているなかでの一撃になった。
2本目は0-0で終わったものの、3本目には期待の若手が躍動。ボランチの位置から3人目の動きで一気に攻撃参加してきたMF武田英寿が、正確な左足シュートを決めて追加点とした。昨季に青森山田高から加入した武田は、シーズン終盤に実質的な消化試合となってから連続して出場機会を得たものの、プロの壁に当たった。2年目の飛躍を期すなか、幸先の良い初戦になった。
試合後、DF岩波拓也がオンラインで取材に対応し、今季から背番号「4」に変更した理由を、「覚悟してやらないといけないという自覚を持ちながら選んだ」と話した。そして、ロドリゲス監督の指導については、「結果にこだわると言っていたし、練習の小さいゲームから結果を重視する。センターバックに関しては、GKにボールが入った時のポジショニング、フリーなら前へ運んでいこうという指示だった」と明かした。
今後、2月7日までのキャンプ中にトレーニングマッチが何試合か行われると見込まれ、岩波は「まだまだ良くなるとは思いますが、奪われた後に全体で前から守備をして奪い返せる場面もあった。徳島の試合も見たけれども、監督にはいろいろなやり方があって、今はひと通りだけどこれからもっと出てくると思う」と、よりその戦術が多彩になることを予期している。
浦和は3年計画を打ち出しての2年目であるものの、2年連続でリーグ戦の順位が二桁に終わったところからの再建も求められている。ロドリゲス監督の下で、より攻撃的なサッカーを見せていくことになりそうだ。
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(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)