「レアルでの優勝より10倍の価値がある」 トッテナムOB、ケインに残留を推奨

クラブ一筋のキャリアを歩んできたトッテナムのイングランド代表FWハリー・ケイン【写真:AP】
クラブ一筋のキャリアを歩んできたトッテナムのイングランド代表FWハリー・ケイン【写真:AP】

キャリアをトッテナムで終えるか、タイトル獲得で「銅像が立つ」とクラウチ氏

 イングランド代表のキャプテンであり、トッテナムの得点源であるFWハリー・ケインは、これまでクラブ一筋のキャリアを歩んできたがタイトルを獲得できていない。ロンドン北部のクラブを離れ、タイトルを獲得しに行くべきという声もあるなかで、クラブOBであり、元イングランド代表FWピーター・クラウチ氏は、ケインにトッテナム残留を勧めている。英紙「デイリー・スター」が報じた。

 ここまでトッテナムで公式戦通算315試合に出場し、207得点を記録してきたケイン。2016年と17年にはプレミアリーグ得点王、18年にはロシア・ワールドカップのゴールデンブーツ(得点王)を受賞している。数々の個人タイトルを獲得してきたケインだが、クラブ単位では無冠のままだ。

 そんなケインに対し、よりタイトルを獲得できる可能性が高いクラブへの移籍を勧める声も多い。だが、かつてトッテナムでケインともプレーしているクラウチ氏は、残留を強く勧めた。

「トッテナムで何かを勝ち取ることは、レアル・マドリードへ行って何かを勝ち取ることの10倍の価値があると思うよ。彼はトップの選手であり、最高のものに値するから、彼が移籍を希望しても誰も止めることはできないだろう。でも、彼はトッテナムで何かを勝ち取れると考えているはずだ。そしてそれは、異なる国のクラブへ移籍して、リーグタイトルを獲得するよりも意味のあることだと思う。トッテナムでキャリアを終えるか、クラブにタイトルをもたらしたら、それで十分に銅像を建ててもらえる価値があると思わないかい?」

 自身も2009年から11年までトッテナムに所属し、当時からケインの能力の高さを目の当たりにしていたというクラウチ氏。27歳になったケインは、今季もリーグ戦18試合終了時点で12得点を挙げるなど好調を維持しているが、07-08シーズンのリーグカップ以来、タイトルから遠ざかっているクラブで優勝の栄冠を勝ち取れるだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)



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