「尻込みしない」 カバーニ、英語苦手も“障害なし”を監督保証「同僚が助けてくれる」
英語は上手く話せないが、マタやポグバ、マティッチらがカバーニをサポート
今季マンチェスター・ユナイテッドに加入したウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニは、2月14日に34歳を迎える。英語を上手く話すことができないものの、チームメートとのコミュニケーションにおいても、指揮官との意思疎通においても言葉の壁は特にないようだ。英地元紙「マンチェスター・イブニング・ニュース」が伝えた。
カバーニは、母国ウルグアイのダヌービオで2005年から07年までプレー。その後、イタリアではパレルモ、ナポリで活躍し、2013年にパリ・サンジェルマン(PSG)に移籍した。フランスでは、7シーズンで通算301試合に出場して200ゴールをマーク。6回のリーグ・アン制覇など数々のトロフィー獲得に貢献した。
母国語であるスペイン語に加え、イタリアで6年間を過ごしたことからイタリア語、PSGでの7年でフランス語も習得したカバーニだが、英語圏は今回が初めて。ただ、契約は2年間で、さらに新型コロナウイルスの影響で対面でのレッスンが受けられていない。先日、クラブのSNSチャンネルで公開されたファンへのメッセージもスペイン語の字幕付きだったことを考えても、移籍後に十分な語学練習はできていないようだ。しかし、加入から公式戦18試合出場で5ゴール2アシストを記録するなど、言葉の障害はそれほどないように見受けられる。
「マンチェスター・イブニング・ニュース」紙によると、その助けとなっているのがマルチリンガルの仲間の存在だ。元スペイン代表MFフアン・マタは、カバーニとチームメートとのやり取りや、オレ・グンナー・スールシャール監督からのメッセージを通訳しているという。ボリビア人の妻を持つフランス代表MFポール・ポグバ、セルビア代表MFネマニャ・マティッチもスペイン語を話すことができる。
スールシャール監督は、「選手たちはいつも会話をしている。エディンソンはその経験からとても助けになっているし、バックアップでもあり、メンター。どの選手もエディンソンから学ぶことがあり、謙虚にハングリーに耳を傾ければ、もっと良くなる」とカバーニを評価。加えて、コミュニケーションについても触れている。
「サッカーそのものが言葉となっているが、フアン(マタ)やネマニャ、ブルーノ(・フェルナンデス)やポールが通訳して助けることもある。(カバーニは)何か言いたいことがある時に尻込みしないし、チームメートが助けてくれる」
消化試合が1試合多いものの、首位マンチェスター・シティに勝ち点1差の2位につけているユナイテッド。異国でプレーする選手たちの助け合いも今季好調の支えとなっているようだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)