「リバプールのFW序列で底辺」 南野拓実、劣勢のポジション争いに韓国メディア言及
南野の出番は減り、ベルギー代表FWオリギの起用が増える厳しい状況
リバプールの日本代表MF南野拓実は、現地時間24日に行われたFAカップ4回戦のマンチェスター・ユナイテッド戦(2-3)でベンチ入りしたものの、最後まで出番が訪れなかった。英メディアでは「去就を心配すべき」との指摘もあるなか、韓国メディアは「南野、リバプールのFW序列で底辺」と報じている。
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南野はFAカップでの先発が一部報道で予想されていたものの、結局ユナイテッド戦は出番なし。3トップはエジプト代表FWモハメド・サラー、ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノ、U-19イングランド代表MFカーティス・ジョーンズが先発し、後半途中にフィルミーノに代わって投入されたのはベルギー代表FWディボック・オリギだった。
ここ約1週間を見ても、オリギは21日のプレミアリーグ第18節バーンリー戦(0-1)で先発し、スコアレスドローで終えた17日のリーグ第19節ユナイテッド戦でも交代出場。対する南野はバーンリー戦の終盤わずか6分間のみの出場で、ベンチ入りしたユナイテッドとの2試合では最後までピッチに立つことはなかった。
英メディア「HITC」のジョン・ベラル記者は、「クロップ監督はオリギに方向転換した。これは南野の序列がどれほど下がったのかの表れだ。オリギにはこの夏に退団するとの噂があったが、今は明らかに南野よりも序列が高い」と見解を述べていた。
「去就を心配すべき」とまで指摘した内容を受け、韓国のスポーツ・芸能総合サイト「スポータルコリア」は「南野、リバプールのFW序列で底辺」の見出しでレポートしている。
「南野拓実はリバプール内の序列で底辺に落ちた。それはFAカップのマンチェスター・ユナイテッド戦で顕著となった。南野はベンチメンバーに入ったが、ただ(同僚の)プレーを見守るだけだった。南野は先発出場も期待されていた。相手がマンチェスター・ユナイテッドとはいえ、過密日程を考慮すれば、レギュラーではない選手の起用が効果的だからだ。しかし、クロップ監督は南野を無視した」
ピッチに立ち、プレーで証明しない限り南野の状況は好転しないだけに、まずは出番を掴み取りたいところだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)