ユベントスのイタリア代表MFに悲劇… 左膝前十字靭帯断裂でEURO出場が絶望的に

パレルモに4-0勝利で優勝に前進も、マルキージオが悪夢の重傷

 リーグ5連覇へ貴重な勝利を挙げたものの、中盤のキーマンを失うゲームになった。イタリア王者ユベントスは17日の本拠地パレルモ戦に4-0と大勝して2位ナポリとの勝ち点差を9に広げたが、イタリア代表MFクラウディオ・マルキージオが負傷交代。試合後のクラブの発表で、左膝前十字靭帯断裂の重傷であることが明らかになっている。

 前半13分、中盤で相手MFフランコ・バスケスのボールを奪いに行ったマルキージオは、その際に左膝を痛めた。両手で左膝を押さえ、苦悶の表情のまま担架に乗せられてピッチを後に。そして、診断結果は悪夢のような重傷だった。

 これにより、イタリア代表の一員として臨む予定だった欧州選手権(EURO)も欠場が確定的になった。ユベントスを指揮していた時期からマルキージオを信頼して起用し続けてきたアントニオ・コンテ監督にとっても、大きな痛手になる。

 中盤のキーマンが来季の序盤戦にまで影響を及ぼすことが確実な重傷に見舞われたユベントス。リーグ制覇へ近づく1勝に対して、大きすぎる代償となってしまった。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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