苦境の本田に出番訪れず… ミランがサンプドリアに1-0勝利、ブロッキ新体制初陣を飾る
4-3-1-2で臨んだミラン 本田は負傷欠場を除くと約4カ月ぶりの出番なし
苦しみながらも新体制初陣を白星で飾った。日本代表FW本田圭佑が所属するACミランは、17日の敵地サンプドリア戦で1-0の勝利。クリスティアン・ブロッキ新監督の初戦を白星スタートとした。ベンチスタートの本田には出番が訪れず、負傷欠場した3日のアタランタ戦を除けば昨年12月13日のヴェローナ戦以来の出場なしに終わった。
9日の前節ユベントス戦で1-2の敗戦を喫し、シルビオ・ベルルスコーニ会長の怒りが頂点に達してシニシャ・ミハイロビッチ監督が解任された。下部組織から子飼いのブロッキ監督を昇格させると、早速このゲームでは会長の偏愛するトップ下を置いた4-3-1-2システムが導入された。FWカルロス・バッカとFWマリオ・バロテッリの2トップの背後には、イタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥーラが入った。
前半は互いにそれほどゴールに迫る形を多く作れない展開になった。ミランは前の3人だけで攻撃する場面が目立ち、厚みのある攻撃はあまり見せられなかった。サンプドリアにミドルシュートでゴールを脅かされる場面も多く、苦戦の印象を拭えないゲームは、0-0でハーフタイムに突入した。
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