レアル神童の「才能に疑いなし」 元英代表DFが称賛も…アーセナル移籍の懸念点は?
ファーディナンド氏がウーデゴールの移籍話に言及「一つ心配しているのは…」
レアル・マドリードに所属するノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールは、アーセナルへのレンタル移籍が秒読み段階となっている。だが、マンチェスター・ユナイテッドのOBであり、元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏は、ノルウェーの神童と呼ばれたプレーメーカーの加入に、ある心配を抱いているという。英紙「メトロ」が報じている。
ウーデゴールは2019-20シーズンにレアル・ソシエダへ期限付き移籍し、リーグ戦31試合に出場して4得点6アシストと活躍。当初、レアル・ソシエダへは2シーズンにわたってレンタルされる予定だったが、ジネディーヌ・ジダン監督の強い希望で今シーズンの開幕前にレアルへ戻った。ところが、今季はリーグ戦7試合、UEFAチャンピオンズリーグ2試合の出場にとどまり、ウーデゴールは今冬の移籍市場での再レンタルを希望したという。
複数のクラブが獲得に関心を示したなかで、ウーデゴールは元ドイツ代表MFメスト・エジル(→フェネルバフチェ)の放出に踏み切ったアーセナルを新天地に希望。現地報道によれば、ウーデゴールはメディカルチェックも終わらせ、選手たちとの顔合わせも済ませたという。
ファーディナンド氏は、自身のYouTubeチャンネル「FIVE」で、ウーデゴールの才能を称賛している。
「彼がポテンシャルの高い選手であることは100%間違いない。ミケル・アルテタ監督が、それを引き出せるかだ。この子は、才能がある。そこに疑いはない。ただ、居場所を見つけないといけない。それがアーセナルになるといいね。彼に活躍してほしい。アルテタ監督はシティにいた時も、アーセナルでも、若い選手の能力を引き出せることで評判だ。この選手に関しても同じことが言えるといいね」
ウーデゴールのロンドンでの活躍を期待する一方で、アーセナルが抱えることになる不安について言及した。「ただ一つだけ、私が心配していることがある。それは、彼が来ることによって、エミール・スミス・ロウのような選手がポジションを失うことだ。そうなったら私はがっかりし、悲しい気持ちになるよ」とコメントしている。
現在20歳のスミス・ロウは、今季のプレミアリーグで公式戦6試合に出場し3アシストを記録。U-16時代から、年代別のイングランド代表にも選出されて将来を嘱望されている。元イングランド代表DFとして、後進の成長を危惧したファーディナンド氏だが、アルテタ監督はクラブに集まった若い才能をどのように生かしていくだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)