「全部やばい」 超絶パスから“ダブルタッチ”ターン、仏代表MFの芸術弾に称賛「上手すぎ」
トッテナムMFエンドンベレ、FA杯4回戦でのゴラッソが反響
トッテナムは現地時間25日、FAカップ4回戦で英2部ウィコム・ワンダラーズと対戦し、4-1で快勝した。この試合で途中出場のフランス代表MFタンギ・エンドンベレが2ゴールを奪ったなか、後半アディショナルタイムに決めた2点目のゴールに対し「上手すぎ」「やばすぎる」など称賛の声が上がっている。
エースのイングランドFWハリー・ケイン、韓国代表FWソン・フンミンをベンチスタートとしたトッテナムだったが、前半25分に先制点を献上する展開に。前半アディショナルタイム2分に、ウェールズ代表FWギャレス・ベイルが同点ゴールを奪って1-1で折り返すと、後半に入ってジョゼ・モウリーニョ監督はデンマーク代表MFピエール=エミール・ホイビュア、ケイン、ソン・フンミン、エンドンベレと立て続けに投入。なかなか勝ち越しゴールが奪えず苦しんだものの、後半41分にイングランド代表MFハリー・ウィンクス、1分後にエンドンベレが決めて白星を手繰り寄せた。
なおも攻撃の手を緩めないトッテナムは後半アディショナルタイム3分、美しい連係からゴールを奪う。敵陣左サイドのタッチライン際でボールを受けたエンドンベレは、足裏でボールを押し出してカットインすると、中央のホイビュアに横パスを通し、自らは縦のスペースへダッシュ。この動きを見逃さなかったホイビュアは、ワントラップ後にインサイドキックで相手守備陣の間へ絶妙なスルーパスを通した。
ペナルティーエリア内でボールを受けたエンドンベレは、左足でピタリと足下に収めると、前方と右斜め後方から相手が寄せてくる状況下で、右足、左足とダブルタッチで揺さぶり、ボールを軸足の後ろに通して中へ鋭くターン。わずかに生まれた相手の隙を突いて右足でシュートを放つと、ニアサイドを破ってネットを揺らした。
相手GKが一歩も動けないゴラッソを、「DAZN」公式ツイッターは「エンドンベレが動かしエンドンベレが決める 最後はホイビュアの美しいラストパスを受けてゴールネットを揺らす」と綴り動画を公開。ファンからは「上手すぎ」「全部やばい」「カッコイイなこれ」「ダブルタッチなのやばすぎる」など称賛の声が上がっていた。
プレミアリーグでも、今季ここまで16試合3得点の結果を残しているエンドンベレ。充実の時を過ごす24歳は、後半戦に向けてトッテナムの浮沈のカギを握る1人になりそうだ。