「エメリのもとでは不可能」 ヘタフェ久保の“変革”にレアル側も満足「辛い体験を忘却」
2戦連続で先発出場の久保にレアル専門メディアも注目「レアルにとっても朗報だ」
ヘタフェは現地時間25日、リーガ・エスパニョーラ第20節でアスレティック・ビルバオと対戦し、1-5の大敗を喫した。今月加入したばかりの日本代表MF久保建英は2戦連続で先発出場を飾ったなか、現地メディアは「レアル・マドリードは満足する。ビルバオ戦で先発を飾った久保は、すでにヘタフェのスターティングイレブンになっている」と見出しを打って取り上げている。
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今季開幕前に強豪ビジャレアルに期限付き移籍した久保だったが、思うように出場機会を得ることができず、今月8日に契約の打ち切りが決定。同時にヘタフェへの期限付き移籍が発表された。第18節エルチェ戦(3-1)では、合流直後の記録的大雪の影響もあり、一度も練習に合流できないまま途中出場で新天地デビューを果たしたなか、2ゴールに絡む活躍を披露していた。
続くウエスカ戦では初先発を飾り、1-0の勝利に貢献。デビュー後に2連勝と幸先の良いスタートを切っているなか、今節のビルバオ戦でも右サイドで先発を飾ると、試合開始18秒にいきなり先制弾の起点に。高い位置でボールを奪い、FWハイメ・マタへとパスを送ると、そこからボールを受けたMFカルレス・アレーニャのクロスにMFマルク・ククレジャが頭で叩き込んだ。
その後、久保は後半24分に途中交代し、最終的には1-5の大敗を喫したが、レアル専門メディア「Defensa Cemtral」は「レアル・マドリードは満足する。ビルバオ戦で先発を飾った久保は、すでにヘタフェのスターティングイレブンになっている」と見出しを打ち、「新天地で出場時間を積み重ねており、エメリ体制のビジャレアルでの辛い体験を忘却させた」と取り上げている。
記事では、「先発としてリーグ1部の最前線に立ち、エメリの命令で毎試合のように住み込んでいたベンチを温めることはなかった」と説明し、「ビジャレアル、エメリのもとでは不可能だった。選手にとってもレアルにとっても朗報だ」と指摘。ウナイ・エメリ監督の冷遇を振り返ったうえで、ヘタフェでの現状は保有元のレアルにとっても満足のいく内容であると強調していた。