まるでゲーム? ヘタフェ久保建英、マーカー2人対峙のドリブルシーンにリーガ注目
ビルバオ戦で2試合連続のスタメン起用も、仕掛けの回数は限られてチームも1-5大敗
ヘタフェの日本代表MF久保建英は、現地時間25日のリーガ・エスパニョーラ第20節アスレティック・ビルバオ戦で2試合連続のスタメン出場を果たしたが、後半24分に途中交代となり、チームも1-5で大敗を喫した。そのなかで、リーガ公式ツイッター英語版は久保のドリブルシーンに注目している。
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今季開幕前に名門レアル・マドリードから強豪ビジャレアルへ期限付き移籍した久保だったが、ウナイ・エメリ監督の下で思うように出場機会を得られず、今年1月8日にレンタル打ち切りが決定。同時にヘタフェへの“再レンタル”が発表された。
1月11日の第18節エルチェ戦(3-1)で新天地デビューを飾った久保は、本拠地で行われた翌節のウエスカ戦(1-0)で移籍後初先発。迎えた敵地でのビルバオ戦でもスタメンで起用され、前節に続いて右サイドハーフに入った。
すると開始早々の18秒、久保はさっそく先制点の起点となる。右サイドの高い位置でボールを奪うと、FWハイメ・マタへパス。ボールはMFカルレス・アレーニャへとつながり、アレーニャのクロスをファーサイドにいたMFマルク・ククレジャが頭で合わせて、1-0とした。
幸先良い立ち上がりを見せたヘタフェだったが、前半12分に同点ゴールを献上。同27分にはペナルティーエリア内で相手DFがハンドの反則を犯しPKを獲得するも、キッカーを務めたマタのシュートはストップされ、1-1のまま前半を折り返した。
しかし、後半はビルバオの猛攻に耐え切れず、ヘタフェは4失点を喫して1-5で大敗。ボールを持つ回数が限られた久保は、後半24分にFWマモル・ニアンと途中交代となった。スポーツ専門サイト「SofaScore」によれば、ボールタッチ数44回、パス成功19本中14本、キーパス1本、ドリブル成功6回中2回だったという。
ヘタフェ移籍後初の黒星となった久保だが、リーガ・エスパニョーラ公式ツイッター英語版は、「KUBO」という一言とゲームのコントローラーの絵文字とともに、ドリブルシーンをピックアップ。ビルバオのスペイン代表FWイケル・ムニアインとスペイン人DFミケル・バレンシアガの間を縫おうとタイミングを見計らっているような構図となっている。投稿には、海外ファンから「ボールに触れるなら触ってみな」「バルサ製」といったコメントが寄せられていた。
当初はフィジカルを重視するホセ・ボルダラス監督の下で出場時間を確保できるか危惧されたが、移籍後3試合では指揮官からの信頼もうかがえる起用となっている。