今季22得点の英代表FWケインにメガクラブ移籍の可能性

　トットナムのイングランド代表FWハリー・ケインには往年の名選手をはじめ、サッカー界のスターから続々と称賛の声が届いている。レアル・マドリードやバイエルン・ミュンヘンとからの関心も報じられる22歳のストライカーは「自分のやってきたことが正しかったことを意味する」と喜びを爆発させている。英地元紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」が報じた。

　2014-15シーズンのプレミアリーグで34試合で21得点を挙げ、大ブレークを遂げたケイン。今季は開幕9試合で1得点とエンジンがかかるまで時間がかかったものの、33試合出場ですでに昨季を上回る22得点を決めている。今やイングランド代表でも定位置をつかみとった感のあるストライカーは各方面から称賛されている。

　レアル・マドリードを率いるジネディーヌ・ジダン監督はケインのことを「エキサイティングなプレーヤー」と称しており、英メディアでは獲得に関心を示していると報じられていた。

　現役選手では、ニューヨーク・シティFCのイタリア代表MFアンドレア・ピルロは「今の状態が続けば、彼にはビッグキャリアが待っている」とケインの将来性に太鼓判を押していた。また、元イングランド代表、現在は英チャンピオンシップ（2部相当）ボルトンでプレーするFWエミール・ヘスキーはケインは「レアルでプレーするのに十分な実力」と語り、スペインの名門でのプレーにふさわしいと絶賛していた。

　さらに、イングランドサッカー界屈指のスターであるデイビッド・ベッカム氏は同胞ケインがまだイングランド代表デビューしていなかった昨季からそのプレーに心酔し、代表に推薦していた。「彼は誠実で、彼がプレーするのを見るのが大好き」と人間性も含めてほれ込んでいる。