岡崎、マインツ時代の恩師トゥヘルを語る“戦術家かつ激情家”の二面性とは

「悪いことをきっちり言う監督」

 岡崎はトゥヘル監督の指導で才能を開花させた。シュツットガルトから移籍後のマインツでは2013-14シーズンに15得点、14-15シーズンには12得点を記録。2年連続二桁ゴールを決めたことで、プレミア移籍を悲願としていた岡崎にはレスター移籍の道が開けた。
 自らを引き上げてくれた恩師は冷静な戦術家の一方で、激情家でもあったという。「ミスすることは本当に怒鳴って怒る。いいこと、悪いことをきっちり言う監督。そういう意味では緊張感は毎日あった。自分も、もう出られないと追い込まれたことがあった。それでも信じて使ってくれたし、信じてアドバイスをくれる監督なんで一緒にやれてよかったと思う」と岡崎は2年間を振り返った。
 試練を与えるトゥヘル流の厳しさを振り返りながらも、プレミアリーグ首位レスターで泥くさく活躍する男は感謝とともにマインツ時代を振り返っていた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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