浦和、沖縄キャンプ始動 新監督の指導をGK西川は歓迎「ボールがあるだけで楽しみ」
ロドリゲス監督は「行け行け!」「素晴らしい」と日本語で選手に声掛け
浦和レッズは25日、沖縄県でのトレーニングキャンプを本格的にスタートさせた。今季から指揮を執るリカルド・ロドリゲス新監督は、ピッチの脇から大声を張り上げて“熱血指導”を行い、強度の高いメニューを行なった。
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浦和はすでに本拠地のさいたま市内で約1週間のトレーニングを積み、24日に沖縄へ移動。2月7日まで新監督の戦術を落とし込みつつ、大きなメンバー入れ替えもあった選手たちの融合を図っていく。
日本ですでに4シーズン指揮し、徳島ヴォルティスをJ1昇格に導いたロドリゲス監督は、午前練習からゴールをつけた少人数での激しいミニゲームを実施。ピッチの横で大声を出し、選手たちを休ませない檄を飛ばす姿があった。
浦和は今季に向け、高卒世代と大卒世代からそれぞれ2人が新加入し、栃木SCからはMF明本考浩、FC琉球からMF小泉佳穂を獲得するなど、J2で頭角を現した若手を獲得。ほかにもヴィッセル神戸からDF西大伍、大分トリニータからMF田中達也を獲得するなど、J1で実績のある選手も加入した。一方で、MF長澤和輝、MF青木拓矢、MFマルティノス、MFエヴェルトンといったこれまでの主力が退団し、入れ替わりも激しい。
最初のトレーニングを終えた主将のGK西川周作は、ロドリゲス監督の印象を「行け行け! という声掛けが多い。日本語で素晴らしい、素晴らしいと。前向きにミスしたら切り替えていこうという声を掛けてくれる」と話す。そして、「ボールがあるだけで楽しみながら追い込める。GKも狭いピッチの中で守ることで強度が上がる」と、ボールを使ったハードトレーニングを歓迎した。
新型コロナウイルスの影響も大きいなか、宿舎では例年と違って全選手が個室だという。普段は若手とベテランを組み合わせるなどしてコミュニケーションを取ることのできる有効な場だったが、西川は「ホテル内は特に気をつけないといけないと思って行動している。コミュニケーションはピッチの上でしっかりとやるということ」と気を引き締める。それだけに、トレーニング中にどれだけ相互理解を深められるかも重要なテーマになるようだ。
約2週間のキャンプの中、最初の対外試合は1月29日に地元の沖縄SVとの対戦となることが発表されている。2年連続リーグ戦を二桁順位で終えた浦和は、沖縄でシーズンを戦い抜くための体力を養い、リカルド新監督の戦術を浸透させていく。
(FOOTBALL ZONE編集部)