「物議を醸すFK」 マンU、決勝弾直結の “疑惑の判定”に英注目「どちらが正しい?」
ユナイテッドがFA杯4回戦でリバプールを3-2撃破 フェルナンデスが直接FKで決勝弾
マンチェスター・ユナイテッドは現地時間24日、FAカップ4回戦でリバプールと対戦し、3-2で競り勝った。熾烈な撃ち合いを制したが、決勝弾となったポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスの直接FK弾につながったファウル判定について物議を醸している。
リーグ戦16試合無敗で首位に浮上しているユナイテッドは、1週間前にリーグ戦で対戦(0-0)したばかりの宿敵リバプールとFA杯で再会。前半18分に相手FWモハメド・サラーに先制点されるも、同26分にFWメイソン・グリーンウッドが同点とすると、後半3分にはイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードが逆転弾を決めた。
後半13分に再びサラーにネットを揺らされ、2-2で迎えた同33分、ペナルティーエリア前でウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニが相手MFファビーニョに倒されたとして主審がファウルの判定。キッカーを務めたフェルナンデスが、約18メートルの距離から鋭い一撃をゴール右に突き刺し、決勝弾を奪った。
そんななか、ファウルの判定について意見が分かれているようだ。カバーニはファビーニョを背負った状況で反転しようとしながら縦パスを受けようとしたが、最終的には両者ともボールに触れることなくピッチに転倒。これがファウルの判定となり、リバプールの選手たちは猛抗議していた。
英紙「デイリー・メール」は「ユナイテッドの決勝弾につながったFKは与えられるべきでなかったとイアン・ライト氏は主張した一方、アラン・シアラー氏はファビーニョがカバーニの背後から妨害したのでファウルと指摘している。どちらが正しいのか?」と取り上げている。
また、英メディア「GIVE ME SPORT」も「物議を醸すFK」と見出しを打ち、「疑わしいFKを勝ち取った」と注目しているが、決定機はユナイテッドの方が多かった分、勝利に値したチームはユナイテッドと言えるのは確かだろう。