マンU、“リーグ王者”リバプール撃破の理由を元英代表FWが指摘 「両チームの違いについて…」
FA杯4回戦、マンUが3-2でリバプールを下す
マンチェスター・ユナイテッドとリバプールが現地時間24日にFAカップ4回戦の舞台で激突。ユナイテッドが3-2で勝利を収め、次ラウンドに駒を進めた。両クラブでプレー経験のある元イングランド代表FWマイケル・オーウェン氏は「自信」が勝敗を分けた要因と指摘している。英紙「ミラー」が報じた。
アンフィールドで行われた17日のプレミアリーグ第19節ではスコアレスドローに終わっていた両者。舞台をオールド・トラッフォードに移して行われた再戦は激しい点の奪い合いとなった。
前半19分にリバプールがエジプト代表FWモハメド・サラーのゴールで先制すれば、同26分にユナイテッドもイングランド代表FWメイソン・グリーンウッドが右足のシュートでゴールネットを揺らす。
後半に入ってもユナイテッドがイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードの得点で勝ち越したかと思えば、リバプールは再びサラーが決めて同点に追いつく展開に。一進一退の攻防の中で、最後に主役となったのは途中出場のポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスだった。後半33分、ペナルティーエリアのわずかに外の位置で得たFKをフェルナンデスは直接ゴール右隅へと叩き込んだ。これが決勝点となり、ユナイテッドが3-2で宿敵を下した。
この熱戦の終了後、オーウェン氏は衛星放送局「BTスポーツ」で両チームの明暗を分けた差について、次のように語っている。
「リバプールにしてみれば、残念な結果だった。それでも2ゴールを決めたのはユルゲン・クロップを喜ばせるものだっただろう。そのどちらもモー・サラーが決めた。私は両チームの違いについてこう考えている。一方は現在の好調さから非常に自信を持っていて、もう一方は不調に陥っていてそれがなかった。そのことがプレーに表れてしまった」
勝利したユナイテッドはプレミアリーグで13試合無敗を続けており、現在リーグ首位に立っている。一方、ディフェンディングチャンピオンのリバプールは5試合勝利から遠ざかり、4位まで順位を落としていた。オーウェン氏はそうした最近のチーム状況から、選手たちが持つ自信に差が表れたと指摘した。
また、オーウェン氏はユナイテッドの選手の中でも途中出場からヒーローになったフェルナンデスについて「彼は普段はサブの選手ではないが、ゲームチェンジャーとなった。素晴らしいフリーキックだった」と、スーパーサブとしても結果を残したポルトガル代表MFを称賛している。
“オーウェン氏の古巣同士の対戦”となった一戦は自信に満ちていたユナイテッドに軍配が上がった。