ハリルJに身近な刺客が急成長! W杯最終予選で同組の豪代表FWバーンズが多摩川クラシコで輝く
今季ACLで重用されるスピードスターが、川崎相手に鮮烈な一撃
バヒド・ハリルホジッチ監督率いる日本代表が気をつけるべき選手はJリーグにいる――。16日に行われたJ1ファーストステージ第7節、FC東京対川崎フロンターレ戦で存在感を放ったのは、FC東京のオーストラリア代表FWネイサン・バーンズだった。2018年ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選最大のライバルのスピードスターは、急成長を見せている。
『多摩川クラシコ』で今季リーグ戦初出場を果たしたバーンズは、城福浩監督の期待にいきなり応えた。前半4分、センターサークル付近での相手のコントロールミスをMF田邉草民が頭に当ててこぼれると、それを拾ったバーンズが抜け出して独走する。ペナルティーエリアに差しかかると、川崎の韓国代表GKチョン・ソンリョンの動きを見極めてゴール左隅に決めて、先制ゴールを奪った。
ゴールシーン以外にも、同23分にカウンターからFW前田遼一のパスを受けてシュートまで持ち込んだ。また後半13分にも裏への抜け出しで際どいラストパスを供給。後半29分に交代するまで、アタッカーとしての役割を果たした。バーンズは試合後、勝ち点を逃したことを悔やみつつも、次のように語った。
「(リーグ戦で)チャンスが来たら、活躍するというモチベーションを持っていました。ボールを持って前に運んだり、ボールがないところでも裏に抜け出すということがJリーグの試合でもできて自信になったのは事実です」
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