レアル二冠へ追い風! 素行不良で放出危機の10番がヘタフェ戦で1得点1アシストと復権アピール

パトカーとのカーチェイスなどで問題児に…

 ハメスは今季ラファエル・ベニテス前監督体制での素行不良が目立った。パトカーとカーチェイスしながら時速200キロの猛スピードでクラブハウスに逃げ込むなどの蛮行や、パーティ三昧の日々がスペインで問題視されていた。

 マドリディスタからの信頼を失いつつあった。今年からチームを率いるジデネィーヌ・ジダン監督もMFトニ・クロース、MFルカ・モドリッチに次ぐ“三番手扱い”と、チームでの立場が危うくなっている。12日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝のヴォルフスブルクとの第2戦では出番がなかった。マンチェスター・ユナイテッドに放出されるとも地元メディアに報じられる苦境の中で、ついに本領を発揮した。

 レアルは最大「12」あった首位バルセロナとの勝ち点差を、暫定とはいえついに「1」まで詰め、CLでも6大会連続の準決勝進出を果たしている。シーズン最終盤もタフな戦いが連続するなかで、ハメスが意地のパフォーマンスを見せたことは、”白い巨人”を率いるジネディーヌ・ジダン監督にとっても心強いはずだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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