連覇に暗雲!? リバプール、クラブOBが失速に苦言「見る影もない」「輝きがない」
元スコットランド代表MFスーネス氏が5戦連続勝利なしの状況に厳しい見解
リバプールは現地時間21日、プレミアリーグ第18節バーンリー戦に0-1で敗れ、本拠地アンフィールドでは69試合ぶりの黒星を喫した。クラブOBでレジェンドの元スコットランド代表MFグレアム・スーネス氏が、英衛星放送「スカイ・スポーツ」でタイトル防衛の準備ができていないと古巣に苦言を呈した。
ディフェンディング・チャンピオンのリバプールは今季も一時首位を走っていたものの、直近4試合連続で未勝利と急失速。下位に沈むバーンリー相手にスコアレスのまま迎えた後半38分、ブラジル代表GKアリソンが相手FWアシュリー・バーンズを倒したと判定されPKを献上し、これを決められて失点した。
日本代表MF南野拓実が後半39分から投入されるも流れを変えられず、チームは0-1で敗戦。リバプールはリーグ4戦連続ノーゴールとなり、5試合連続勝利なし(3分2敗)となった。
スーネス氏は、バーンリー戦でのチームを「輝きがなかった。ファイナルサードにボールを持って行っても活気がなく、パスの質も低かった。試合を通してクオリティーに欠けていた」と指摘。「一部の選手はすでに疲れ果てているように見える。このような選手らにとっては試練になるだろう。ユルゲン(・クロップ監督)はロッカールームにどんな選択肢があるのか考えることになる」と続けた。
スーネス氏によれば、この2年間でUEFAチャンピオンズリーグとプレミアリーグを制したリバプールには大きな期待が懸かかっているにもかかわらず、それに対処できていないという。
「昨年と同じチームでないことは言うまでもないだろう。ここ3年のチームの姿は見る影もない。優勝するだけでも難しいが、それを守り、毎年トップに居続けることで特別なチームとなる。今のリバプールはその準備ができていない」
世界的強豪ゆえの試練とも言えるが、リバプールはこの苦境を乗り越えて再び勢いに乗れるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)