パルマ戦の活躍は本田にとって大きな一歩 「1つ前へ進めたのかな」

過密日程の中で1得点1アシストと結果を出す

 14日の敵地パルマ戦で1得点1アシストをマークしたACミランの日本代表MF本田圭佑にとってこの日の活躍は大きな進歩と言っていい結果だった。
 5-4で勝利した試合後、本田はスタジオ・エンニオ・タルディーニのミックスゾーンで明るい表情でこう語った。
「当然日本から戻って来てね、長時間の移動がある中での試合だった。調整というところが1つのテーマだったんですけど、結果、そういった中で出すことができた。1つ前へ進めたのかなと思ってます」
 8月31日のセリエA開幕ラツィオ戦翌日にミラノを出発。9月2日にアギーレジャパンの練習に初合流を果たし、代表戦2試合でフル出場した。そして9日のベネズエラ戦終了後の深夜便でイタリアに向けて出発。過密日程の中でパルマ戦を迎えることになった。
 当然、調整時間は短く、ミランでの練習合流はわずか3日。だが、長時間の時差がある中でも本田は結果を出すことに成功した。背番号「10」に対してフィリッポ・インザーギ監督も後半17分で交代させるなどコンディション調整に細心の注意を払っていた。
 次は20日、ホームでセリエA3連覇の絶対王者ユベントスを迎える。
「しっかり準備したいですね、まだ1週間あるので」
 強行軍を乗り越え、一歩成長を実感した本田が開幕から3戦連続ゴールに挑む。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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