リバプールMF、一触即発の“足蹴り”騒動 “退場回避”で英物議「怒りのトッテナムファンが…」

イエローカードを提示されるリバプールMFファビーニョ(左端)【写真:AP】
イエローカードを提示されるリバプールMFファビーニョ(左端)【写真:AP】

前半終了間際にファビーニョが後方からバーンズを蹴り、主審は警告の判定

 リバプールは現地時間21日、プレミアリーグ第18節バーンリー戦に0-1で敗れた。これでリーグ4戦連続無得点で5試合連続の未勝利(3分2敗)、さらに本拠地アンフィールドでは69試合ぶりの黒星となった。昨季プレミア王者が急失速するなか、英メディアは前半終了間際に起きた一触即発の騒動に注目し、きっかけとなる“足蹴り”を行ったMFファビーニョが警告止まりだったことに、トッテナムのファンが疑問を投げかけていると報じている。

 昨季圧倒的な強さで30年ぶりのリーグ優勝を果たしたリバプールは、今季も一時首位を走っていたものの、直近4試合連続で未勝利と急失速。この日は下位に沈むバーンリーを相手に、ホームで苦戦を強いられた。序盤からチャンスを作り相手ゴールに迫るも、どうしても1点が奪えず、逆に後半38分、GKアリソンが相手FWアシュリー・バーンズを倒したと判定されPKを献上。これをバーンズ自らに決められ失点した。

 直後に日本代表MF南野拓実が5試合ぶりに投入されるも流れを変えられず、そのまま0-1で敗戦。本拠地アンフィールドでは2017年4月24日のクリスタル・パレス戦(1-2)以来の黒星となり、ホーム無敗記録は68試合でストップ。しかも4試合連続ノーゴールという、深刻な“ゴール欠乏症”に陥っている。

 そんなフラストレーションの溜まる試合展開を象徴するような出来事が、前半終了間際に起きた。前半アディショナルタイム2分、バーンリーGKニック・ポープがゴールキックを大きく蹴ったところで前半終了のホイッスルが鳴ったが、落下地点に入ったバーンリーFWバーンズとリバプールMFファビーニョが接触。そしてファビーニョが後方からバーンズの足を蹴るような格好となり、バーンズがピッチに倒れると、両チームの選手がエキサイトし一触即発の状況となった。

 マイク・ディーン主審はファビーニョにイエローカードを提示。直後に退場処分に該当するかどうかを判断するためにVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)チェックが入ったが、判定は変わらなかった。

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