「あの舞台で結果を出すために…」 日本のエース香川真司が取り組む”準備”とは
今季前半戦の好調の理由は開幕前にあった?
――今シーズンの前半戦はパフォーマンスが上がっているように見えます。
「今シーズンの前半戦は体のコンディションは良かったです。(UEFAヨーロッパリーグの予備予選3回戦からの出場となったため)試合が多く、過密日程となっていましたが、動きの質や量にはあまりバラツキはなかったですね。シーズン前から良い準備ができていたからだと思います」
――シーズン開幕前には意識していたことは?
「なるべく体を動かし続けることですね。もちろん、心の充電や気持ちの切り替えは大事ですが、オフでも体を動かすことが必要だと思っているので。オフの間にも心肺機能を高めることや、筋力トレーニングにも取り組んでいました。昨年の夏は、例年以上にフィジカル面のトレーニングをしましたし、そのおかげでシーズン前のキャンプでも良いトレーニングができていました」
――オフの間もほとんど休まなかった?
「オフに入って、最初の1週間くらいは、完全なオフにしました。友達と旅行に行くなどして、気持ちを完全に切り替えて存分に楽しみました。ただ、そこからは、ウインターブレイクまでの約半年間をイメージしながらやってきました」
――例えば?
「今シーズンの最初の実戦は日本での川崎フロンターレ戦だったので、まずはそこにどう入っていくか。やはり、シーズンの入り方は大事ですから。そこから逆算しながらトレーニングなどをしていました」