香川が自身の「ルーティーン」を語る

――毎日の生活の中で、ルーティーンとしていることはあるのでしょうか？

「『毎日これをしなければならない！』というものはそんなにないです。かっちりし過ぎても、逆にストレスになってしまいますから。まずは、基本的なトレーニングや体のケアなど、必要なことをしっかりと見極めます。その上で、タフな日程だったら1日休みを取るなど、そういうところの判断はしっかりとするようにしています」

――食事のルールは決まっていますか？

「うどんはほとんど毎日食べていますね」

――それは、かつて毎日のように朝食でカレーを食べていたというイチロー選手の影響を受けている部分も？

「そう言わざるを得ないですね（笑）。ただ、今はうどんを食べてうまくいっているところもあるので、そういうところでも流れを大事にしています。そして何より、うどんが好きなんですよ」

――うどんを食べるタイミングは決まっていますか？

「午前中にチームの練習があるとしたら、それが終わって家に帰ってきて、うどんを食べて、少し昼寝をします。午後にチームの練習がある時には午前中に少し体を動かして、トレーナーさんにうどんを作ってもらって、練習の前に食べます」

――毎日の練習までは、どんな風に過ごしているのですか？

「練習の始まる1時間くらい前にクラブハウスに着いて、コーヒーを一杯飲んで、その後にトイレに行って、少しゆっくりして練習の始まる40分くらい前に（クラブハウス内の）ジムに行きます。そこで30分くらいかけてストレッチや体幹のトレーニングをします。そのあたりから練習に向けて体と気持ちを高めていきます。最近は、自然とそんな流れになっていますね」

――毎日の積み重ねが、試合に生きてくるのでしょうか？

「『自分はこれだけやってきたんだ』という自信が持てるというか、良い練習は必ず試合での良いパフォーマンスにつながるんですよ。特に、最近は練習の重要性をすごく感じますね」