「あの舞台で結果を出すために…」 日本のエース香川真司が取り組む”準備”とは
『準備』に力を注ごうと決めた苦いきっかけ
――では、準備により力を注ごうと思うようになったきっかけはあるのでしょうか?
「(2014年の)ブラジル・ワールドカップからアジアカップ、そしてマンUや昨シーズンのドルトムントなど、この2、3年は目に見える結果が残せませんでした。世界最高峰の舞台を見た上で、そこで結果を出すためには、日頃の準備は大切だと考えるようになりました」
――昨年から専属のトレーナーと契約したのも、その一環なのですね?
「もちろん、以前から頭の中で考えてはいたのですが、それをうまく行動に移せなかった部分もありましたし、何をすべきなのか気付けなかった面もありました」
――それに気付いて、行動してきたと。
「自分のクオリティーをピッチでしっかり出すことが一番ですけど、例えばクオリティーが相手の方が上だった時はどうすべきか。そういう時でも、戦う前にしっかりと準備をできれば、それがピッチにも表れるのかなという気がしています」