地元九州の地震に日本代表GK西川「他人事では…」 団結して被災者に笑顔を

仙台戦を3-1で勝利も、故郷・大分に「被害が出ていて心配です」

 熊本県で発生した「平成28年熊本地震」について、各地の九州出身Jリーガーも心を痛めて心配な思いを抱えながらプレーしている。16日のベガルタ仙台戦に3-1で勝利した浦和レッズの日本代表GK西川周作は、大分県出身。同県を震源とする余震も起こっている状況を受けて、生まれ故郷を慮った。

「僕がいた時は九州に地震があまりなかったので、驚いています。(実家は)大丈夫でした。ただ、テレビのニュースなどで知っている場所に被害が出ているのも見ました。家族が無事だったのは一安心ですが、余震が多く心配です。僕も熊本にはよく行っていましたし、映像で知っている場所が映っているのを見ると、他人事ではないという気持ちです」

 そうした中で、サッカー選手としてはプレーを通じて伝えられるものがあると考えている。今日のゲームは、そうした強い気持ちで臨んだと話した。

「自分たちがやれている職業は、勇気や元気を与えられる素晴らしいものだと思っているし、自分の好きなことでたくさんの方を笑顔にできる。それをピッチでやれているのは幸せなことです。今日はなんとしても勝って、地元の方にも結果を報告したかったので」

 

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